パソコンやスマートフォン問わずどの端末でも見やすくないように、レイアウトが自動で変換するレスポンシブデザインは、2015年あたりから急速に普及し始めたという印象があります。それ以前はパソコン用サイトとスマホ用サイトを別々で作られるケースが多かったように思います。
先日あるお客様からお問い合わせを頂いた中で、パソコン用サイトとスマホ用サイトを別々で作った方が良いのか、それとも一つにまとめたレスポンシブデザインで作った方が良いのか、とのご質問がありました。
『レスポンシブデザインが良いですよ』と回答させて頂きましたが、レスポンシブデザインの6つの利点を下記にまとめました。
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01. デバイス問わず、ページURLは1種類であるため、WEBコンテンツの共有やリンクが容易であること。
02. コンテンツ(HTML)はワンソースのため、検索ロボット(Googlebot)に対してデバイスごとのWebコンテンツが存在することを伝える必要がないこと。
03. コンテンツの多元管理が不要となり、コンテンツ更新の労力負担が低減されること。
04. スマートデバイスにおいて発生する特有のエラーが生じるリスクを回避できること。
05. デバイスごとのコンテンツの振り分け処理プログラムを用意する必要がないので、コンテンツ振り分け処理におけるパフォーマンスが高い。
06. googlebotでのクロール範囲を一元的に集約できるため、検索結果表示に必要なクロール作業の効率が上がること。
以上のことからレスポンシブデザインは利用ユーザー、検索エンジン、運用者それぞれに一定のメリットがあることが分かります。