数年前からWeb制作の現場でもユーザーエクスペリエンス(略UX)の考え方が浸透してきました。
ちなみにUXとは、「User Experience」の略語で、日本語に直訳すると「ユーザー体験」となりますね。つまり、ユーザーが特定の製品やサービス、Webサイトを使った時に得られる体験全体をさしており、人間が体験するすべての事象を対象にしていると言っても過言ではありません。

例えばディズニーランドでのレジャー体験や、コロナ禍でのソローキャンプ体験、はたまたスマホアプリの利用体験など、これらすべてをUXに置き換えることができます。
そして、Webサイト(ホームページ)のユーザーを「そのサイトを利用する人」を指すならば、WebにおけるUXとは「その利用者がWeb上で体験すること」となります。

UXに重要な7つの要素

01. Useful:役に立つか
ユーザーにとって役に立つWebサイトであるかどうか、利用する価値があるWebサイトであるかどうか。

02. Usable:使いやすいか、便利か
ユーザーがサービスを利用できるかどうか。ある目的に対しユーザーがそのWebサイトを効率的・かつ効果的に使うことができるかどうか。ユーザービリティに問題がないかどうか。

03. Desirable:好ましいか、魅力的か
ユーザーにとって魅力あるデザインかどうか。イメージ、独自性、ブランドなどの要素によって魅力あるデザインになっているか。

04. Findable:探しやすいか、迷わずに目的地にたどり着けるか
ユーザーがWebサイトを見つけやすいか、迷わず目的のページにたどり着けるかどうか。サイトが探されやすいようなSEO対策、ユーザーがサイトで迷わないような導線設計ができているか。

05. Accesible:アクセスできるか
Webサイトを訪れるユーザーに対する導線が整備されているか。誰も迷わずに使うことができ、気遣いの行き届いた設計ができているかどうか。

06. Credible:信頼できるか
ユーザーが安心してWebサイトを利用できるか。コンテンツに信ぴょう性があるか。Webサイトの運営元は信頼できるか。Webサイト上にある情報、あるいはWebサイトの提供するサービスそのものが信頼に値するか。

07. Valuable:価値があるかどうか
新たな価値が提供できているか。

上記7つのUX要素に関する取り組みにより、ユーザーのサイト体験を改善して最終的に利益を生み、クライアントにもユーザーにも価値をもたらすことに繋がります。

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