本日はリスティング広告の運用について、簡単に書いてみます。リスティング広告の運用において、まず広告の表示タイミングの調整や、キーワードの絞り込み作業を行なうことになります。

ただし、広告を表示するタイミングやキーワードを絞り込んでいくと、当然のことながら広告の表示回数が減ってしまうので、Webサイトへ誘導する可能性も減少してしまいます。

しかしながら、逆に広告の向上につながらない広告クリックを減少させたり、少ない予算でも効果的な広告活用が見込めるというコスト面のメリットにもつながます。

リスティング広告というマーケティング手法は、年間数千万~億円規模の広告費を使える大手企業だけではなく、予算の少ない中小企業でも平等に広告出稿できます。なお、1クリックで数百円となるようなビッグキーワードもありますが、金額だけでなく、広告の「品質」を評価基準の一つとするような仕組みが導入されています。

例えば最もメジャーなリスティング広告であるGoogle広告では、掲載している広告のクリック率や、リンク先ページの品質などに応じて、10段階に分かれて広告の質が評価されています。

この評価が高くなると、キーワードの入札金額や他の競合他社の状況など複数の要因の影響はありますが、キーワードの実際のクリック単価が有利に働くことになります。通常は、広告の品質が高いほど広告費用が抑えられ、広告掲載順位が高くなっていく仕組みです。検索エンジンを利用しているユーザーの探している情報との関連性が高く、ぴったり合う広告が表示されたときこそ、広告効果を高めることができます。

日々コツコツと手間を掛けながら広告運用をおこない、キーワードの品質の確認や、リンク先の改善、キャッチコピーなどの改善を繰り返しながら、検索ユーザーにより適切な情報環境を提供することが、リスティング広告を活用したマーケティング成果の向上につながります。

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