今ではどのウェブサイトのアクセスも半数以上はスマホが占めると言われている中、日ごろ親しんできたスマホやタブレットでの主なジェスチャの種類と名称を、書いてみます。ちなみにジェスチャの名称は知らなくても、生活で困ることはまずありません。

■ タッチ
指1本で画面に触れすぐに離すジェスチャ。リンクの移動やボタンの押し上げなどよく使われる基本動作。iOSではタップという呼び名で定義されている。

■ ロングプレス
タッチで画面に触れている時間を長くしたジェスチャ。ブラウザーの場合リンク状では「新規ウインドウで開く」などのコンテキストメニュー、テキスト上では文字選択の用途で使われることが多い。

■ スワイプ / ドラッグ
画面上で指を移動させてから離すジェスチャ。iOSのSafariでは左右のスワイプにブラウザーの戻る/進むの挙動が設定されている。スライドショーやカルーセルパネルを操作する方法としてもよく使われる。

■ ロングプレスドラッグ
1点に指を長く置いてから移動させて離すジェスチャ。ホーム画面のアイコンの並び替えなど、ロングプレスで選択したアイテムをドラッグで移動させる、というのがユーザーの主に期待する操作になるだろう。

■ ダブルタッチ
短い時間でタッチを2回行うジェスチャ。ブラウザーではダブルタッチしたブロックを拡大してくれるので、PC用サイトをスマートフォンサイトで見る際などによく使われるジェスチャ。

■ ダブルタッチアンドドラッグ
ダブルタッチした後、画面から指を離さず上下にドラッグするジェスチャ。拡大縮小を行うジェスチャとしてGoogle Mapsアプリなどで採用されている。ピンチオープン・ピンチクローズに比べて指一本で操作を行える点が特徴。

■ ピンチオープン
2本の指を近づけた状態で画面に触れ、指を広げるように距離を離していくジェスチャ。主に画像や文字の拡大に用いられるジェスチャ。

■ ピンチクローズ
ピンチオープンとは逆に指を近づいていくジェスチャ。縮小の用途で使われることが多い。Webサイトではviewportのuser-scalable指定でピンチオープンとピンチクローズでの拡大縮小を行えるかどうかをコントロールできる。

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