初めてSEOを行うにあたって、何から手を付けて良いのかわからないという人も多いかと思います。まずは、貴社のWebサイト(ホームページ)に訪れるであろう検索する人と、貴社のWebサイトが置かれている状況について、考えてみると良いと思います。

■ 検索する人を想像する
一般消費者向けの商品を製造してるメーカーや卸売りの会社なら、貴社の商品を検索して手に取ってくれる人、そして使われる場面を想像してみよう。

商品はどのようなシチュエーションで使われて、何を解決するのか、使い手はどのように変化するのか。そのときに重要なのは、年齢や性別ではなく、どんな悩みを持っている人か、どんな情報を欲している人かと言うことです。

もし可能なら、商品を購入した人が実際に観察してみるのも有効な方法と成りえます。同じような悩みを抱えていて、まだ、その解決の糸口をつかんでいない人がいるはずだから。

■ キーワードを考える
検索する人、つまり貴社のホームページに来る可能性のある人のイメージが固まったら、次は、キーワードを考えてみよう。

重要なのは、検索する人が悩みを持ったところから、貴社の商品にたどり着くまでいくつかの段階を経る可能性があるということです。この段階の数だけ、検索キーワードが存在することになりますが、どの段階のニーズにもマッチするコンテンツがあれば、検索する人に読んでもらえる機会が多く作れます。

これは非常にイメージしにくいので、身近な人に「こういう悩みがあるとして、どう検索する?」「悩みに対して、こういう方法が良いとわかったら、次に何を検索する?」という具合に、実際に会話しながら検索のシミュレーションをしてもらうのも有効なやり方です。

■ ライバルサイトを確認する
貴社のWebサイトが置かれている状況をつかむためにも、ライバル他社の施策を把握すると良いと思います。特に飲食店・レストラン、美容室・ヘアサロン、歯科医院など、一定の地域内で集客行っている業態ならなお更です。

その際に注意が必要なのは、貴社がライバルだと考えている同業他社のホームページはSEO行なう上でのライバルではないかもしれないという点です。

例えば、同じ業種のライバル会社だとしても、WEBに頼った売上や集客は非常に小さい可能性もあるからです。もし他にSEOに注力している会社があれば、その会社をSEO上のライバルとすべきです。

ライバル会社のWeb戦略を調査する際に、ただぼんやりと眺めるのではなく、お客様の立場になったつもりで、自社より勝っている点を客観的に分析するのが重要です。

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