HTMLにh1やul要素を記述すると、文字が大きくなったり、リストの先頭に黒丸が付く。
[例]
- あああ
- いいい
- ううう
- えええ
これらの働きは「UA Style Sheet」が定義されているためであり、文章としてマークアップを行った場合、CSSが無くても、最低限の可読性が確保されるように設計されているためです。
UA Styleが有効のままコーディングを行うと、ブラウザごとの特有の差異を完全に打ち消すことができずに、レイアウト崩れを起こす原因となることもあります。そこでコーディングしやすいように、デフォルトのスタイルシートをフラットにする方法を「リセットCSS」と言います。
リセットCSSには多くの種類があり、有名なものとして「Universal Selector」や「Eric Meyer’s “Reset CSS” 2.0」などが挙げられます。
リセットCSSによって、それぞれの要素のプロパティは0となるため、デフォルトで設定されているスタイルを覚える必要がなく、CSSが手軽に扱いやすくなるのが特徴です。どのようなデザインであっても対応しやすく、コーディングスキルに開きがあるチームでも運用がしやすいと思います。