◆ サーバーの役割
制作したホームページを世界に向けて公開するにはWebサーバーの存在が必要不可欠です。サーバーはブラウザーからのリクエストに応じて、格納されたデータを送り返すのが主なる役割です。

HTMLとCSS、JavaScriptだけで構成された静的なコンテンツであれば、Webサーバー単体でも処理可能ですが、リクエストに応じて動的にコンテンツを生成する場合はデータベースなどと連動する必要が出てきます。

サイト規模がさほど大きくなければ、それぞれのサーバーを同一のマシン内で個別に立ち上げ処理するのが一般的ですが、規模が大きくなるにつれサーバーやデータベースを複数台構成にして負荷分散を行ったり、CDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)を利用した配信効率化を図ることもあります。

◆ サーバーのデータが配信される仕組み
サーバーがクライアントであるWebブラウザーとどのようなやり取りをしているのかについて。

まずクライアントであるwebブラウザーのアドレス欄(URL欄)に入力されたURLは、サーバーにリクエストとして届けられます。そのリクエストに合わせてファイルを処理し送り返す、というのが基本的なWebサーバーの役割です。

Webサイトのコンテンツは、HTTPプロトコルを使ってデータの受け渡しが行われます。HTMLファイルがリクエストされれば、最初にHTMLファイルのデータが送り返されて、そこに記述されている構成ファイルであるCSSやJavaScript、画像ファイルが順次リクエストされていきます。

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