Webページと紙媒体のページは似て非なるものだが、雑誌や新聞などのフォーマットを取り入れているWebサイトなどは、べーシックなデザイン技法が役に立つ。

◆新聞のレイアウトを参考にする
Webページは、ウィンドウの可変や文字サイズの変更を可能にしており、紙媒体のページデザインと異なるが、ベーシックなレイアウト技法について学ぶことが多い。

マージンと版面率の関係などはWebページでも応用できます。版面率が最も高い媒体は新聞です。大見出し、中見出し(脇見出し)、割り見出し、全文、本文、罫線などで構成されていますが、見出し以外は最低のマージンしか設定されていません。

新聞は、メイン記事の「頭」、次に重要な「肩」、3番目の記事を置く「腹」などのフォーマットを持っていますが、これらの可読性を保証しているのが見出しのマージン(余白)と罫線だ。オンラインのニュースサイトも新聞のフォーマットを模しているため、同様のセオリーを適応することが出来ます。

グリッドレイアウト
メジャーなレイアウトである「グリッドレイアウト」について考えてみたいと思う。編集デザインソフトやプレゼンテーションソフトには、ルーラやガイド、グリッドなどの機能が搭載されています。ルーラを表示し、ガイドを引き出し、構成要素をグリッドに吸着っさせながら作業を進めることができます。

「グリッド」は、1960年代以降、ヨゼフ・ミューラー=ブロックマンやマックス・ビル、オトル・アイヒャーなどのタイポグラファー、グラフィックデザイナー達の試みによって、世界中のデザイン界に広まった概念です。

グリッド採用することで、紙面に秩序、一貫性をもたらし、大量の情報を正確に配置することができます。

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